「津波の爪痕」~いわき(小名浜周辺)

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今朝、震度5強の揺れに2回も見舞われ、恐怖心で身が
縮み上がりました。  余震の範疇を遥かに超える揺れに
震災当日の悪夢が蘇ります。

震災10日目、小名浜永崎地区の状況を伝えます。

春の陽光を浴びて海は輝き、何事も無かった様に穏やかで
優しい表情をみせていますが、県道を挟んだ住宅地に目を
転じるとそこには見るも無残な現実があります。
引き波で運ばれた家財が、ガードレールに阻まれて、歩道を
塞いでおります。

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ここは小名浜永崎海岸地区
太平洋を望み、潮騒と潮の香りが漂い、出来る事なら僕も
住みたいと思っていたとても人気のある住宅地です。

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すでに被災から10日も過ぎたのに、重機による復旧が遅れ
住民が協力して手作業で後片づけをしている状況です。

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夏には賑わうであろう海を望む民宿も見る影も無く破壊され、
コンビニの店舗もこの有様です。

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小名浜のウオーターフロントでは、水族館「アクアマリン」
海産物物産館「いわきららミュウ」、観光船乗り場周辺
海鮮レストランあたりが惨憺たる状況に陥っております。

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小名浜港には「漁港」と「貿易港」の2つの顔を有するが特に酷い
打撃を被ったのは、魚市場を中心とする「漁港」の方であります。

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何百トンもある大型船が埠頭に乗り上げたり、港内で沈没したり、
岸壁に大きな亀裂が走り、魚市場の機能は、完全に喪失。
大型漁船を取り除き、漁港の姿の完全復旧にどれ程の日数が
かかるのか想像もつきません。

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市内のスーパーでは毎日、時間を決め営業しており、開店時には
多くの人々の行列により、入場を制限して対応します。
品目によっては、未だに入荷が無かったり、購入数を制限します。
被災地に関係の無い地域での買い占めが原因の一つですが、
「原発」の風評被害によって、いわきに入るのをドライバーが
拒んでいるのもその一因です。

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レジ10台フル稼働でも長蛇の列になります。
しかし、食品棚は商品が無く、ガラガラ状態。
それでも、一時期よりは、食料は手に入るようになりました。
食が満たされれば、人はそれだけでも元気になります。

当面の問題は水道がほとんど復旧していない事と、相変わらずの
ガソリン(灯油)不足。
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ガソリンスタンドにはガソリン(上限30リットル)を求めて気の遠くなる
ような渋滞が続いています。

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始めのころは徹夜で並んでやっとガソリンが買える状態。
その後、整理券を発行し、指定の時間に買えるようになり
徹夜で並んだり、スタンド前の長蛇の列も徐々に解消しました。

この生活に慣れてきた事もありますが、震災から10日が過ぎ、
苦しい日々が少しづつ和らいで来たような気がします。



《* 2011年3月22日 友人のブログに載せた記事を再編集しました》

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